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2011年07月17日

そしてレベル7だった。

そしてレベル7だった。
そしてレベル7だった。

私が警告をし、4ヶ月たった、結果はレベル7で20キロ圏内は制限区域となった、そして今や放射能に汚染された牛が市場に出回り多くの市民が知らずに食べてしまった。

スピーディーと言うシステムが有りながら、それを活用できず多くの者が逃げ遅れその為に被爆した、救助にむかった者も被爆した。そしてそこらじゅうにホットスポットが出来た。そしてレベル7だった。

だから言ったのだ、簡単に考えて原発の建屋が吹っ飛んだ、映像で出ているのに大丈夫だと言い張る日本政府、そしてこのブログに批判のコメントを書いた馬鹿ども・・・・・
まったく信じられないぐらい馬鹿丸出しの原発の危機管理、そして自称危機管理スペシャリストまで大丈夫と言い放ち、結果多くの者が被爆し、放射性物質は東京を越えより広い範囲まで飛び散った、それを知った人々は食べ物や水を買い求め品薄になる。

私はこの姿を見て正直こう思った、本を書きたい!タイトルは愚かな日本人だ!

私が地震、津波、そして原発の事故を知ったのは遅い、トレーニングで忙しくまた日本から来た人のお世話などをして忙しかったからだ、通常トレーニングが始まると朝は4時におき、寝るのは12頃になる。

今回の災害のニュースが流れるのを見て仰天した!地震も凄いが、津波も凄く、多くの人が亡くなった事は明白だった、「そして原発が冷却出来ない事を知る」情報を集めると
津波が原発を襲い水浸し、電気は来ていない、バックアップ電源も動かない、緊急用発電機も海水に漬かりダメになっている事を・・・そして各地から到着した電源車のコードが合わないと・・・。

正直水素爆発するのは時間の問題だった、(教科書の言う様になれば数時間でメルトダウンが始まる)理由としては①バックアップ電源も動かない事、②周りの高圧線も倒れ外部からの電源も確保が出来ない事、結果冷却が出来ないことが上げられる。外部から発電機を持ち込む事も考えたが地震と津波で道が寸断され不可能な事を知る、ヘリで発電機を運ぶ事は可能だが準備が出来ていて初めて出来る事である。「私がもう1つ恐れたのは電源を回復を急ぐ事で中に溜まった水素を抜く前に通電してそれが爆発の原因になる事だった」

ここで私の判断は出来るだけ原発から離れる事が一番良いと判断したが、多くのメディアや危機管理のプロ?は不安をあおる・・・などといい国の判断に沿った一番自分達が責任を逃げれる大変卑怯なコメントに徹した。こんな危機管理スペシャリストには辞めてもらいたい、安全保安員にもだ、今この危機にいまだに三流以下の安全保安員に日本の安全を任せている事自体狂っている、そして東電がこの原発事故を仕切っているこの事態世界から見ると異常としか言いようが無い

考えて見て欲しい、車が冷却水を無しで一体何時間走れるかを・・・・・・

じゃどうやって原発から離れるか、車も無い、タクシーも無い、電車もバスも無い、道も無い、高速も・・・あほか!歩け!足があるなら歩け!年寄りはどうするんだ?担げ!担げる者が担げ!足があるなら歩けだ。

病人はどうする、歩けるものは歩き、動けない者は救助を待つしかない。これが現実だ。

なぜ出来るだけ遠くに被災者を動かさなければならない理由はいくつもある、けして放射能や放射性物質の問題だけではない合理的な理由がある。先ず大きな地震の後は必ず余震が有り危険な事が上げられる、もちろん津波もまた来るかも知れない、道が寸断され物資が届きにくい被災地より安全な離れた場所の方が物資も届きやすく衛生面でも格段に違う(水道や電気がある)、遠くに離れれば離れるほど衛生面、水、食料、医療の状況は良くなる。人々を移動させるのは、初めは大変だが後々被災者も支援も楽で被災者支援者両方に負担が少ない。

では場所は?いくらでもあるだろう、日本は箱物国家空いている建物は腐るほどある。ホテルだった何処にでもある、お金が無いから泊まれない、交渉しろ!甘ったれるな!こんな時に国に頼ってどうする、結局は自分自身と近所の助け合いが一番重要なのだ。「個人的な考えは東電の全国にある保養所を福島県民に提供するべきである」

官総理が自衛隊10万人派遣を発表し、私は正直あせった、10万人も被災地に派遣しては人数が多すぎる、10万も派遣したら、10万人分の移動手段、10万人分の食料、水そして10万人分の対放射能対策の装備、10万人分の当時貴重な燃料、10万人分のトイレが必要だ。
劣悪な環境がますます悪くなる可能性があった。この様な時には適材適所での対応が賢い。
自衛隊内部でも相当あせったようだ。

まさに馬鹿の官総理が国民受けする為に数字だけデカク掲げた愚かな作戦だった、しかし私がモットも恐れたのは自衛官にマトモナ装備も持たせずに原発周辺への派遣や原発への放水作業をさせられるのではないかと考えた、おそらく官邸には当時放水には自衛隊を使えとの話があった。(当時異常なまでの放射線量の少なさに疑問を持っていたのは私だけではないはずだ。)「そして原発に派遣された隊員には水素爆発の危険性を一切知らせずに東電は自衛官を送り込んだ許される事ではない。」

私はこのままでは不味いと思い行動を起こす事になる。
アメリカから私の出来る事は情報を日本の幹部自衛官に伝え何が出来るか、何が出来ないか
そして今行けばどれだけ危険かを言い、出来るだけ時間を稼ぎ、出来るだけ多くの者に
ある程度の知識と装備が行き届く様に時間を稼ぐ事にした。

第2次世界大戦での同じミスを繰り返すと考えたからだ、準備不足、情報不足、訓練不足、
支援不足、装備不足などなどで第二次世界大戦では多くの日本人が死んだ。

多くの正確な情報を与える事で、より確実なプランを考える、またネガティブな情報を知る事により、より慎重に考え、これにより時間がかかる、
時間がかかれば勢いや感情だけで動く事無く現地に行け、また装備も時間が有れば隊員に度届く一石二鳥なやりかただが、批判が多い事も承知していた。

協力してくれた人には非常に感謝している、日本で反対意見を述べる事は大変難しくまた
村八分にされ出世は断たれる。今の日本は正しい事を言うと攻撃を受けたり左遷される、それは今4ヶ月経った7月をもっても変っていない。

当然私への批判も多くなり仕事への影響は覚悟していた、身内からも今後どうするのだ!
など批判があった、しかし私は何が大事で何をする事が正しいか十分に理解していた。
そう命こそが一番大事で二度と戻ってこない物なのだ。
しかし何故か日本ではあまりピンと来ない様で本当に驚いた、あれだけ原爆反対と叫んで危険性を知っているはずの日本人が、いやいや福島第一はチェルノブイルとは違うなどと言い信じられないぐらいポジティブだ、日本全体がいやいや大丈夫だよと言う完全にコントロールされた状態に空いた口がふさがらない思いがした。皆東電と政府の魔法にかかっているように見えた。

私がなぜここまで言い切れたのは原発の情報や内部で働く人の話を聞くきかいがあったからだ、多くの原発に関わる者は原子力発電所が本気で安全だとは思っていない。
たてまえで安全と言っているだけである。原子力発電所では「ああーそちらは放射線量が高いので行かないでください」と言われる事があるぐらい、色々な事が有るのだが一般にはニュースとしては絶対に出てこない。「そして原発では事故があっても今まで絶対に事故とは言わない。正にブラックボックスが原発なのだ。」

そして原発は一度大きなトラブルがあると簡単にはおさまらない、1年2年単位の話ではない、数十年、数百年以上かかるかもしれない未知の物なのだ。

原発に関わる人の話で、事故は起こらないのか?の質問に事故は起こさない様にするが答えで、事故が起こったらどうするの質問に、決死隊が行くが答えで、エンジニアが全員被爆量を超えたら?その時に考えるで、事故を起こさないようにするのが原発だと言った、では?核廃棄物の処理や事故処理後はの話では将来は科学技術が進歩しているので、その時に処理すればいいと言う信じられないぐらい無責任なお答え、核廃棄物はどうすのか?もう殆ど一杯で捨てる所は有りません、これこそが原発なのだ、私はこの時に原発とは何かを知った。よく多くの人々が未来の子供たちにつけを回さないなどの奇麗事を言うが日本は年金、医療、高速道路、公害、領土問題は全て先送りで面倒な事は全て未来の人に押し付けている、しかし今回の原発事故はこんな日本人に正しい道とは何か?を教えている気がする。


正直はじめの頃の日本では放射能の拡散は殆ど無い様に報道され、危険を知らせる人間は妄想や基地外扱いだった、しかし4ヶ月たった今は日本国民も徐々に現実が何かを理解してきたように思う。
国会では東電の放射線の桁が3桁違い、メルトダウンどころかメルトスルーしていた。
早い時期から私は知っていたがブログに書く事を辞めた、余りにも馬鹿馬鹿しい批判があり言っても無駄だと考えたからだ、海水をあれだけの量を入れても容器に海水が貯まらない、しかし蒸気も映像からも見られない、当たり前だがどこかで漏れている。

コップに亀裂が有り水が一杯にならない状態と同じで11日にテルル134が出ていたのだからコアが高温になった事を示す、まぎれもない証拠だ。東電は全電源喪失は想定外と言ったがアメリカでは全電源喪失は80年代からシュミレーションをしている。

そして今原発事故の放射能と放射能物質の影響は教科書どうりだと言える、正にチェルノブイルと似ている。

色々な学者が色々な事を言うがハッキリ言うが放射能(放射線、放射能物質)は危険な物で出来るだけ避けるのが正しい。本当に安全なら放射線管理区域などこの世には存在しなくなる。

出来るだけ放射能に汚染されていない水、食べ物、衣服を着用するべきである。

そしてしきりに言われる風評被害は風評でない、実質の被害放射能汚染だ!
この次はどの様に放射能を除去し出来るだけ少ない被爆で、この先何十年も生き抜くかのを書こう。

黒猿。













タグ :原発

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Posted by 黒猿。  at 12:15 │Comments(6)原発。

この記事へのコメント
パソコンの前で顔真っ赤にしてないで、新宿あたりで街頭演説でもしたら?
有能な日本人の演説聞きたいなぁ黒猿さん
Posted by 愚かな日本人 at 2011年07月17日 12:26
長文ごくろーさん!
オメーうるせーよ!
アメリカから高見の見物してろ!日本に二度と足踏み入れるなよ
Posted by 黒サル at 2011年07月17日 12:55
対岸の火事見て楽しいですか?
Posted by タマキャット at 2011年07月18日 02:08
しばらく更新がなかったので心配してました
何時も見ていましたが、震災直後に警告を出していた数少ないブログだと思います。
元自なのですが、組織としての硬直具合は良くも悪くもそれが自衛隊です。
現場を支える自衛官個人の苦労は計りしれません・・

また面白い銃のあれこれを載せてくださいね 本も含めて楽しみにしています
Posted by 羆に追われるキコリ at 2011年07月23日 18:16
あなたの言っていることは、正しいです。
でも、ひとに物を言う言い方がわからないんですね。

日本語をもう少し頑張りましょう。
Posted by あのね at 2011年07月29日 09:05
羆に追われるキコリ さん

もう少し原発関係を書いたら元のブロに戻します。

現場は大変そうだよ、もう少し重機使っても良かったのではないかと思います。

 大変だったぶん精神科やカウンセリングを受ける隊員が多くなったと聞きます。PTSD増えたんじゃないかなー

 ただこれは余程ひどくないかぎり時間とカウンセリングと自分の精神の強さが解決してくれる。
Posted by 黒猿。 at 2011年08月06日 00:47
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