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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年01月29日

実銃、アルジェリア。


実銃、アルジェリア。

アルジェリアはアフリカ大陸の北に有り左にモロッコ右にはリビアとチェニジア
首都はアルジェでヨーロッパ風の建物がまだ多く残っている、北アフリカの
特徴とも言える、面積は多分世界で10番目に広い、アフリカでは1地番、ココがアルジェリアの大きな問題の1つでもある。

今回の事件で多くの外国人が死んだ、なぜだろうか?
① 外国人が標的だから(お金目的だから)
② アルジェリア軍の優先順位がNo1テロ実行犯の殺害、No2 施設の保護 No3に
初めて人質が入っていた事だ。
③ アルジェリア軍HRTの訓練が行き届いていなかった事、どうも動く物全てを撃った様だ(汗)
④ アルジェリア軍が警備に積極的に参加していなかった。(バックグラウンドチェックが甘い)
⑤ PBの警備員200全員にGUNが支給されていなかった。
⑥ テロ側の運転手が2年前からプラントで働いていた。(軍が入らないとチェックが甘い)
⑦ 警備が手薄だった。
⑧ アルジェリア政府が自分達で解決できると言い信じた為である。

生き残った人に共通するのは
① 隠れていた。
② 現地人の同僚に助けられた。
③ 判断力が有った、運が有った。

はたして日本側には何が出来るのだろうか?


① 現地情報を集めると共に自分達の情報を出さない(今回は各企業の幹部が集まる会合を狙われた、同じ月、同じ曜日、同じ日にちでは簡単に狙われる)
② アルジェリア政府に働きかけ軍隊とバックグラウンドチェックを全ての働く人に行い
それは親族にも及ぶ事。
③ 現実にあった非常時の訓練を毎週行う、例えば次の町までのガソリンが車に入っていない様ではだめだ、常に脱出用の車両、バイクなどを用意しておく。もちろん車、バイクには水や食料は当たり前。
④ 使える武装した警備員を高額報酬で雇う、これが一番現実的(自分達で情報を集め自分達で行動し、その瞬間瞬間に対応でき、そして日本人の命を最優先に出来る者たち)。
⑤ 危険地帯には必ず外務省の駐在員、自衛隊員を派遣する、これで国がいい訳は出来ない。
(優秀なら情報を集め分析し、この様な自体は今後ないだろう、まぁー無理だとは思うが・・・)
⑥ 現地駐在員は事が発生したら必ず身を隠す、何処に隠れれば良いか常に考えておく。
⑦ 知っている者が迎えに来るまでひたすら隠れる。(捕まらなければ殺されない)
⑧ 現地作業員と仲良くし必ず交流を深める、これが出来ない者は現地には派遣しない。
⑨ サバイバルの技術を学ぶ。(少なくとも1週間~2週間以上のクラス)

以上を守っただけでも今後の対策にはなるだろう。


本来はSOG(特殊作戦群)をアフリカ大陸のジプチへ常に派遣しておく事だろう、今から始め情報を集めないと間に合わない。

今回の事で日本のアフリカ進出を止めてはならない、国はこんな事を起こさない為にモット積極的に邦人を守る事をするべきである。
後退はする事はくだらない大人の事情でしかない、先送り、とりあえず、見てみぬふり、ごますり、で日本はだめになった。


1Day クラス スタート(1日)!皆さんの1番希望が多かった1日撃ちっ放し、1Dayクラスをスタートします。
ハンドガン 1Dayクラス $800 9mm 1000発、保険、レンジの貸切値段込み。
カービン 1Dayクラス $1200 5.56mm 600発付き(追加の弾が500発は必要と考えます)

1Day クラスは1日朝7時~5時まで集中して実弾射撃のみを行うクラスです。(昼休み有り)撃つだけに集中し食事もレンジで食べる事になります。

また1Dayクラスを2Daysクラス又は3Daysクラスにして撃つだけの特化した射撃
だけのクラスも可能です。

時間が取れない!でもトレーニングは受けたい人にはお勧めのプランです。
詳しくはメールでお願いします。2013年前半予約開始。希望が多いので2013年からホテルの予約、空港までの送り迎えを致します。「必ず到着日、航空会社名前、便名、アリゾナ到着時刻、到着ターミナルを正確に教えてください、特にコウドシェアの場合は旅行会社に問い合わせをして詳しい情報をお願いします。」より簡単にアリゾナに来れるチャンスを多くする為に新しいシステムを導入しました。
詳しくはメールでお願いします。

現役で中々海外渡航の許可が出ない方ご相談ください。2013年のCQB トレーニングの予約を受け付けています、現役から初心者まで受講が可能です。

クラスの内容はカービン、ハンドガン、ショットガン、初級、中級、アドバンスに分かれます。
全て実銃、実弾、射撃です。

1名でもクラスは受講出来るのでお気軽にご相談ください。

2013年予約開始!「最近はミドルレンジ200-300ヤードのトレーニングもおこなっています。」年末年始の問い合わせが多いので先にスケジュールを記載して置きます。100%のスケジュールではない事を了承ください。

2013年マッチスケジュール

2月24日 スプリング・スチール、基本スチールターゲットを撃つUSPSAと考えてください。
面白いマッチです。初心者歓迎です。

3月15~17日 ミステリーマウンテン3GUNマッチ、ご相談下さい、高度なトレーニング終了者の出場可能です。

4月6日 IDPA アリゾナ・チャンピョンシップ、セルフディフェンスのハンドガンのマッチでアリゾナNo1
を決める試合です、過去に生徒が出場し多くが入賞をしています。

1月~3月始めはいがいに寒いのでフリースやウインドストッパーを持ってきてください。結構風が吹くと寒いです。防寒対策はして置いてください。昼は暖かくなります。

航空券は私がOKを出すまでは航空券は仮予約だけの常態にしてください。



2013年前半の予約開始 黒猿 CQB Training in Arizona.

2013年前半の予約開始しました、お待たせしました。この度後半2012年からレンジ使用料と保険代が値上げが有ります(1日100ドル1名の場合2名の場合は50ドルです、100ドルを人数で
割りにしますので多い方がお得です。)その分派手なトレーニングが可能になる予定です。

1Day クラス スタート!皆さんの希望が多かった1日撃ちっ放し、1Dayクラスをスタートします。ハンドガン 1Dayクラス $800 9mm 1000発、保険、レンジの貸切値段込み。カービン 1Dayクラス $1200 5.56mm 600発付き(追加の弾が500発は 必要と考えます)

1Day クラスは1日朝7時~5時まで集中して実弾射撃のみを行うクラスです。(昼休み有り)撃つだけに集中し食事もレンジで食べる事になります。
また1Dayクラスを2Daysクラス又は3Daysクラスにして撃つだけの特化した射撃
だけのクラスも可能です。詳しくはメールでお願いします。

 アリゾナで日本人に向け実弾射撃を教えている黒猿と申します。インストラクター歴は20年以上になります。初心者でも安心してトレーニングが受けられます。撃つだけでなくGUNの掃除戦術など教える事は沢山あり楽しめると思います。

 日本語訓練が出来てアメリカ人と同じ価格、正直一番安いと思います。内容も他に負けていません、現在まで多くの生徒に教えてきましたが、皆満足の行く上達 をしています。一部ですが実弾射撃による競技IDPA、USPSA、軍&警察マッチなどで多くの生徒を上位入賞させる実績が有ります。IDPA全米チャン ピョンシップ クラス優勝、入賞などなど、軍&警察マッチチームシュート優勝などです。もしも興味が有ればご連絡を頂ければ幸いです。

アメリカ本土で本格的な実銃射撃をしていませんか?円高なので日本から来る方には良い時期だと思います。

経験豊富なインストラクターよるシューティングマッチの指導、マッチへの出場。CQB IDPA USPSA メジャーマッチからローカルマッチまで幅広 くカバーしているCQB Training in Arizonaです。使用銃はG17,G22,G34,SIG226,Ed Brown1911、カスタム1911などカービンはBushmaster with Eotech, Colt with GG&G Aimpoint使用, Noveske with Aimpoint, Daniel defenseなど使用、ショットガンはBenelli M4を使用、AKカービンクラススタート!

1Day クラス スタート!皆さんの希望が多かった1日撃ちっ放し、1Dayクラスをスタートします。ハンドガン 1Dayクラス $800 9mm 1000発、保険、レンジの貸切値段込み。カービン 1Dayクラス $1200 5.56mm 600発付き(追加の弾が500発は 必要と考えます)
1Day クラスは1日朝7時~4時まで集中して実弾射撃のみを行うクラスです。(昼休み有り)撃つだけに集中し食事もレンジで食べる事になります。

また1Dayクラスを2Daysクラス又は3Daysクラスにして撃つだけの特化した射撃
だけのクラスも可能です。詳しくはメールでお願いします。

 3日間ハンドガン 1150ドル 9mm 1000発付き 
5日間ハンドガン 1800ドル 9mm 1500発付き
ガバメント(1911)クラスはご相談ください。

 3日間カービン 1800ドル 223Rem 600発及び9mm 100発付き
 5日間カービン 2700ドル 223Rem 1000発及び9mm 200発付き
 今年中AKにクラスを始める予定。

 3日ショットガン 1800ドル
 5日ショットガン 2700ドル

弾の追加は可能ですが別料金になります。例9mm 50発 15ドル、弾、トレーニング料金はアメリカ人と同じ価格です。

ローカルマッチプラン 1400ドル
米国アリゾナ州で行われている、ローカルマッチに出場するプランです、アリゾナでは週に3回ローカルマッチが行われています。今まで中々参加できない人に もチャンスを与えるのが目的です。9mm 1000発付き(火曜スチールマッチIPSC、木曜スチールIPSC、土曜USPSA、日曜USPSA.など。

メジャーマッチプラン 1800ドル
アメリカ国内で行われる大きなマッチに出るプランです。USPSAナショナルズ、
IDPAナショナルズ、IDPA、USPSAエリアチャンピョンシップなどなど。
※ ハンドガンのクラスを受けた方でローカルマッチに出場したい方は安全なGUNの扱いが出来れば参加可能です。出来ればUSPSA又はIDPAのメンバーになる事をお勧めします。

※ 注意!保険などのコスト上昇の為1日100ドル値上げします、ご理解をお願いします、そのかわり訓練の自由度が増す事になりました。キャンセルの場合レンジ使用料&保険代金の負担をお願いします。21歳以下の方はご相談ください。
ホームページ http://www.freewebs.com/kurozarucqb/
E-mail kurozarucqb@hotmail.com
黒猿まで。

2013年度の予約を始めます、興味のある方メールでお願いします。

初心者も歓迎です、1名からでも受け付けています。

 本物を教えましょう!
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クラスと弾の在庫の確認はメールでお願いします。

今回の事件は考えさせられる事件だ、もう日本の危機管理会社やナントカ大学の危機管理を教えてる教授のような素人がどうこう言える次元ではない、日本には本当のプロはいない、紙の上の戯言ではない。

日本には危機管理できる人間はいない原発の時に完全に理解した。
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Posted by 黒猿。  at 11:30Comments(0)セキュリティーの運用

2011年01月17日

実銃


その3アメリカでは911以前はテロリストに対して出来るだけ従い対応が出来る警察などを待つが一般的な知識だったのだが911以降は実は市民でも戦え!が基本になりつつある。

ソマリアでの船のハイジャックや911での航空機のハイジャックなど結局殺されたり武器があれば反撃できた例が少なくない。こんな事から一部の警備担当や施設に働く者たちへの銃器による訓練は欠かせなくなった、パイロットもそうだが今はテロとその場で戦うが、今までのテロリストの指示に従うより効果がある事が証明されつつある、この分を書いている間にも教育委員会に銃を持って乱射した犯人に勇敢にもバッグ1個で戦う女性がセキュウリティーカメラに写りニュースで報道された、この小さな行動と時間稼ぎよりセキュリティーがかけつけ犯人は撃たれそして自分で自殺した。そう自殺志願者犯罪者は危険の度合いが高いのである。「またアリゾナではショッピングモールで護衛無しで演説中に議員が撃たれ6人が死亡、14人が撃たれた、攻撃が出来ない場合はその場はやられたい放題なのである。この言葉を覚えておいてもらいたい。」

原発を破壊するには色々な方法があるココではトテモ書けないがプロならばなにも原子炉を直接破壊しなくてもある程度大きな被害又は爆発を引き起こす可能性がある事を知っている。

先ずプロの人達が自分達ならばどの様に破壊工作をするかを黒板に書きそれに対する対応を事細かく書き出していく。自爆テロによる攻撃、RPG7の様なロケットによる攻撃、迫撃砲による攻撃、潜入による施設への爆破、従業員による爆弾の設置や自爆テロなどなどここではあまり書けない様なこと細かい可能性をひたすら上げ対策をたて机上で潰していく。「実際アフガニスタンでは2重スパイによる自爆テロでアメリカ情報部の人間が多く死んだ、そう人は金で雇われている人間は信頼してはならないのだ。」

地形的な問題として近くに丘が存在しその裏側では警備が手薄な事が判明した。また昼間は陽炎が酷く監視が難しい事も判明した。むろん警備の人数や訓練の質も非常に低い事もあからさまにされた。この広大なエリアをカバーするには余りにも人数が少なくまた装備が貧弱すぎたのだ。

これを補う為に警備の増員とそれに伴う訓練、広い範囲を動き回れる4輪バイクなど新たに加え国境警備隊から侵入者の発見のノウハウを学ぶ。アメリカはメキシコからの不法入国が多くこの手の方法はホボ確立されている、ただメキシコの不法侵入が余りにも多く対応が出来ないのが現実だ。ここアリゾナの場合侵入者は昼間は木陰に隠れ夜に動くのが基本だ、昼は暑く死んでしまう可能性がある。そして獣道を歩くアリゾナはサボテンが多く獣道以外を歩く事は非常に困難かつ不可能に近い。まずパトロールは足跡を探す事から始まる。

訓練がだいぶ進んだ所でいくつかのチームに分かれ潜入のシミレーション始める1チーム2人~?で数日間かけて目標に近づく、装備はアメリカで手に入る物で簡単な物から高価なNVなどを使いひたすら潜入を試みる、警備担当は我々が潜入する前に確保又は射殺する。各自テロリストが使いそうな服装備武器などを持ちガチで作戦を実行する。

私のグループは2チームに別れ1つは完全な突入自爆グループ、1つはデコイでばれた場合ひたすら撃ちまくり警備の目をそこに釘付けする作戦を立てた。銃は本物を使い特殊な弾シムニッションを使うこの弾は当たっても死なないがめちゃくちゃ痛い!空砲も考えたがマズルフラッシュが大きく草に引火して火事になるかも知れないと考えシムニションニを選んだ。

大きく広く展開し、昼はひたすら暑さに耐え日が沈みまだ地表が熱いうちにゆっくり前進する数日掛けて目標の1マイル約1.6キロまで近づく事に成功した、ここまで近づくと車の音や警備のバイクの排気音などがかすかに聞こえてくる。ココからが本当の勝負になる。  原発の明かりがなんとも幻想的で綺麗だ。2時間おきに数十秒だけ仲間と交信し安全と警備のパターンを確認しあうと我々が教えたとおり警備はランダムである1時間に1回、有る時には3回などパターンを読まれない動きをしている、そしてここで私は携帯で仲間に連絡を入れて見た施設に近いと電波が届くと思ったからだ、そして届いた、ココからは無線を止め携帯で連絡を取る事にした、通常の無線は傍受されると考えたからだ、今までを傍受されていたとしたら、傍受していた側は我々を見失う事になる。無線機を約500メーター西側の低い土手にそり移動してから離れた所に捨てさらに前進をゆっくり繰り返した。「無線機には2時間おきに数十秒だけ発信し切れる様にしておいた第2のデコイである。」
反対側のチームには無線機をそのまま持たせ予定どうり前進させる2個の無線機の動きが止まるのは怪しいからだ。

そして我々がフェンスまで約600メーターまで近づいた時に西側チームに動きがあった発見されたのだ、車やライト4輪バイクが彼らの元に走っていくのが分かった。チャンスだこのまま早足で前進しフェンスに行けば我々の勝ちになり警備を見直さなければならなくなる。この時東側きたピックアップトラックが我々の後ろ約400メーターの所で止まった、予定外だ、しかも2名が降りてきてライトであたりを照らしている、照らされたライトの先には犬もいる、まずい完璧にばれた!仲間にアンブッシュを仕掛け時間をかせぐ様に指示した「私の方が速い私が行く」と告げ私一人だけで前進した。しばらくして後ろで銃声が聞こえたセミオートで3発、それと同時に叫び声が聞こえた、誰かに弾が当たったのだ。
それと同時に危ない!危ない!と尋常では無い叫び声が聞こえた、撃たれた人が犬のリードをはなしてしまったのだ、相手は軍用犬噛まれたらタダではすまない。そんな事も知らずにひたすら走り続けフェンスに向かう私、後ろでハァハァの息遣いが聞こえたと同時にタックルされ倒された。

 キャメルバックを引っ張られたのでトカゲのシッポ切の様に脱ぎ捨て銃を構えるとフラッシュライトの先にはワンちゃんが・・・・(汗)しかも私の犬だ! お前か!危なく撃つ所だった。

 私はココで戦死しで待ち伏せをした相棒も警備の援軍のやられた。以外にも西側デコイチームはまだ戦っていた、時間を稼ぐ為に沢山の弾と有利な地形を見つけそこに誘い込んだそうだ。

 捕まった我々は身体検査スッポンポンを受けた後アイスボックスのゲーターレードを3本飲み干した、ゆっくり時間の時間のかかる潜入をした為に10時間以上前から水分を補給できなかったためだ。正直こんな時のゲーターレードは本当に美味い、体に水分が浸透していくのがわかるぐらいだ。

 本当の警備とはこれぐらいガチでやらないと本番で問題が露呈し敵にやられてしまうのだ、そしてシィミレーションが出来る場所では必ずしなければならない、コストなどは関係ないのだ、攻撃を受ければそれ以上のダメージを与えられてしまうからだ。

 黒猿。


  


Posted by 黒猿。  at 14:08Comments(19)セキュリティーの運用

2011年01月14日

実銃 本当の警備とは2

その2アリゾナの原発では簡単なシィミレーションで
複数のグループが潜入を試み余りにもダメダメな所が浮き彫りになり、所長が焦り我々の友人を通じて以来があった、何が有ってもテロリストからこの施設を守りたい、が彼の希望である。私達が必ず初めに言うのは皆さんの協力がないと成功はしない、何があろうとも必ず指示には従ってくださいである。

 まず初めに従業員全員の顔合わせと簡単なブリーフィングを行う、お互いに顔を知ることは大切な事で知らない人が敷地内にいれば直ぐに分かるようになる、どんな人間でも注意が必要で、「今この瞬間にここにいる我々でも注意が必要だと告げる」これから一切原子力発電所で働いている事を口外しない。「これによりテロリストからダーゲットととして私生活で狙われる可能性が大きく減り、車に隠れて施設への侵入や爆弾車などに仕掛けられる可能性を極力減らす。」出来ればナンバープレートを年に数回同じ車でも変更する。(アメリカではナンバープレートを変更する事が容易である。)車は車庫にいれ必ずセキュリティーのアラームを作動させる、実はアリゾナの多くの家にはガレージが有り多くの人がガレージに入れると安全だと思い車の鍵をかけないものが多い。そして出勤の際は必ず変わった事が無いかチェックをする。

たかが1,2分の事で自分自身と家族、そして施設を守り事が出来る。いずれも大したお金もかからず効果的な方法だが施設で働く者達のやる気しだいである。

しかし言っただけでは中々実行は難しい、そこで我々は仕事の出勤の際のチェックでトランクを開けさせこっそりトランクの中に紙を張っていった、そこには「必ず明日この紙を捨てずに持ってゲートを通過して自分がサインして警備員に渡すと書かれた物だ。」この方法で施設に出入りするものに自分の事は自分でやる事を徹底させる。以外にもこの方法のおかげで皆のセキュリティーへの意識と大切さが分かり家や車のセキュリティーアラームなどの使用率が60%ぐらいからホボ%100になった、これはセキュリティーの意識が高まった事と安い業者を見つけて車のアラームや家のアラームの設置を進めたからである。そう警備の第一目標はそこに働くもの全員の意識改革にある。

ここからは我々のような人間の活躍になる、警備員の訓練や新しい装備の導入使い方などハイテク装置からハイテク装置の欠点などそれに対応できるバックアッププランなど多くの壁を作り上げ進入を阻止する。ココで言う壁は物理的な壁以外レーダーや人や犬による監視も含まれる。

イラクで行われた自爆テロ対策には沢山の軍用犬や爆発物専門に訓練された犬の他に、ただのその辺のワンちゃんも実は初期には参加している、そのまま爆発物探知犬になった犬も多い「簡単に言うとテロリストは検問の犬が、ただのワンちゃんだろうが本当に訓練された犬であろうかなど分かるわけも無くテロリストは犬のいる検問所は避ける傾向がある。」(彼らテロリストも作戦を成功させる為に出来るだけリスクの少ない所を選んで通過する。)

ほんの数ドルの餌と訓練でこれほど効果のある自爆テロ対策は無い、無論本格的に訓練された犬は数百メートル先から爆弾を発見する事が出来る。人間には決して出来ない業だ。

こんな経験から私にとってワンちゃんは非常に役に立つ相棒である。人間が気が付かないにおいを嗅ぎわけ敵か味方かまで解る訓練された犬は重要箇所には無くてはならない存在である。警備には必ず同行させて損の無いパートナーである。そしてワンちゃんは攻撃にも防衛にも使える賢い仲間なのだ。

ゲートでの犬の訓練は先ず犬が楽しいと思わせる事が大事で遊びの中からこの仕事は楽しい!しかもご褒美ももらえるウマウマだ、など彼らが喜ぶ事をして成功するとほめる、基本はこれの繰り返しでアリゾナの場合コンクリートが暑いので朝の出勤前には道に水をまき犬たちに靴を履かせる、靴を履かないと犬たちの足が熱くなり仕事に集中できないからだ。できるだけ彼らが働きやすい環境を作るのは人間の役目だ、彼らは賢いが水を自分で撒く事や靴を自分で履くことは出来ない。

つづく



  


Posted by 黒猿。  at 11:57Comments(3)セキュリティーの運用

2011年01月11日

実銃、本当の警備とは?

実銃、本当の警備とは?
日本における警備の質はイマイチ良くない、日本には北朝鮮やアルカイダの標的になるべき施設が沢山有る。石油施設、ガスタンクの施設、ダムの施設、そして原子力発電施設などなど沢山有る。これらの施設は破壊されると他にも大きな被害がでる大切な施設だ、空港なども大事だが爆発して他にも被害が出る施設ほど危険度が高く、テロの標的になりやすい、野球で言えばこれらの施設は敵にとって満塁ホームランなのだ。1発当てたらデカイ。

ここアリゾナにはアメリカで最大級の原子力発電所がある。砂漠のど真ん中に有りそうだが実は意外に町から近い所にある。発電量は忘れたが西海岸全域が停電になった時にも一部の町では停電にならなかった程発電の量は大きい。(たぶん全米1位)

911以来本当の警備が見直されている、以前はただのハンドガンやショットガンを持つ警備が担当していたが、今は航空機が突っ込もうとしても対応が出来る装備があり、各自の判断で撃ち落す事が出来る、簡単に言うと上にお伺いを立てている時間など無く、時速数百キロで突っ込んでくる航空機に対応するには個人が100%の判断をし、攻撃をしなければならない、例え航空機がF16だろうが大統領専用機だろうが許可無く近づくものはぶち落とす事になっている。「そう上が100%部下を信じ、また信じられるまで訓練を行うのである。」そう原発では失敗は許されないのである。

アメリカは実は日本と同じ被爆国で多くの人が被爆している、実験での被爆や近くに住んでいた人達の被爆、ウラン劣化弾による被爆(ウラン劣化弾での被爆はアメリカは公式には認めていない)放射能の恐ろしさは日本ほどでは無いが、良くわかっている国の一つだ。

では警備はどの様にしたら良いのか?一般的にはその道のプロと言われる人達にしてもらうのが良いが大抵はたいした事が無い、人間は100%では無いからである。どの様な人間が適切かというと過去に破壊工作にたづさわった事がある人間が適している。アメリカには幸いこの手に人間は多い、彼らに潜入と破壊のシミュレーションを行ってもらいダメな所テッテイテキニを洗い出してもらう。「はっきり言うがこの方法しかない。」

破壊工作とは皆が想像する金網をワイヤーカッターで潜入などの他に正面ゲートから普通に入る事も多い、作業員を装うなど当たり前で、その施設の働く人の車に前の晩からトランクや後部座席に乗り込み潜入などは良くある話だが殆どの人が知らない。ごみ収集車や宅配便なども狙われる。特に将来においてトラックなどは要注意だ沢山の爆発物を積み込めまた隠れる所も多い。トラック使うIEDはイラクなどで大きな被害を出している、一度敷地内に入れると大変厄介で何らかの大きな被害が出る。

一番良いのは全ての出入りする人間に生態認識を義務付け、家から施設に行く前に車を全てチェックして出勤する、たったこれだけで正面のゲートからの潜入を実はホボシャットアウトできる。(突っ込んで来る車の自爆テロのは別だが)敵は必ず下見をする正面がだめだと思うと昔ながらの潜入又は航空機での突入になる。

アメリカでは個人が所有する航空機は沢山有りフェニックス近辺でも大小10個以上の滑走路があり航空機による自爆テロは比較的やり易い環境にある。航空機は車より盗みやすい物が多く小型機は低空で飛ばれると最新のレーダーでも探知がしにくい、しかも航空機燃料はガソリンより発火の力が強い、コレ+爆弾だと正直致命的なダメージを与えられてしまう。4人乗りの小さなセスナで約150キロの爆発物とガソリンでビルなどは壊滅的な打撃を受けてしまう。「この結果を見て私の友人が言った、神風がアメリカ本土攻撃に使われたらアメリカは物凄い被害が出ただろうと言った。」確かに空母の様な小さな標的対で沢山の対空砲で装甲の厚い戦艦への戦いは不利だが本土の様な広い地域だと相当数は撃ち落せなかっただろう。小型セスナの自爆テロで原子力施設が破壊出来るかは不明だが少なくても発電はしばらく出来なくなる。そして心理的ダメージは計りしえない。

それに対応する為には地対空ミサイルしかない、しかしながら地対空ミサイルも100%ではない原子力発電の各部は高熱で熱探知で追跡するミサイルは、もしも航空機にはずれユータンしてきて施設の熱源に当たったら・・・・である。しかしながら、出来るだけ離れた位置で撃墜したい場合はミサイルしかない、もしもミサイルが外れた場合最後はミニガンなど対航空機用に使える銃器による対応になる。もっと大きな対空砲火を使えば良いと思う人も多いと思うが爆風や振動が大きく原発が自動停止してしまい大きな物が使えないと言う欠点がある。

またアリゾナの様な暑い地域で熱探知式の追尾方ミサイルを使う場合は実は難しい、地面や岩その他の熱が蓄えられるセンサーが誤作動する。気温50度を超え太陽の光が降り注ぐ地形は熱探知系のシステムには弱い、同じ理由で最新のサーマルシステムも夜間見ても地面が高温で真白で地平線の上の空は暗い色と分かれてしまう。こんな発見に難しい環境の時にこそシュレーションの潜入は行われる。敵は必ずこの様な時に進入破壊工作を行うからだ、危険レベルが高い時だけ警備を厳重にするの情報もあるが正直当てにはならない、真の警備とは何時も同じで手抜きがある時間など1秒たりとも無い事が当たり前にならなければならない。

そして今北朝鮮と韓国の緊張は暴発寸前まで来ている、アメリカは特使を北と韓国そしてロシア中国にまで緊急に派遣し対応をしている今現在12月16日の話だ。はたして日本の警備が北の特殊部隊を止められるかは非常にあやしい。 

 現在の戦争は小規模だ、大きな部隊と部隊が正面から戦うなどありえないのである。

 つづく


  


Posted by 黒猿。  at 11:47Comments(4)セキュリティーの運用