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2010年11月02日
実銃リロード弾のリスク。

今回は自分で作る弾リロード弾のリスクを書きたいと思います。
多くの者がリロードの弾を撃つ理由は安く出来る、自分の好きな強さに出来る、そしてアキュラシーが良い弾を作る事が出来るが上げられます。

USPSAリミテッドクラス(普通のガンでコンペセイターやダットサイトが付いていないGUNは大体リミテッドクラスで撃つ事が出来ます。)は45ACPや40SWの弾で競技射撃をする事が多いです。パワーがある弾で撃たないと点数の計算が低くなる為です。
1911 40SWのGUNでは弾が長く作れるので同じ火薬を使ってもケースの(薬莢)
プレッシャーは上がらす安全に撃つ事が出来ますが、グロック22や35はマガジンが小さい為に弾の全長をファクトリー弾と同じ長さにしなければならず、リスクをともなう、弾作りになります。コンペセーターの無いGUNはファースト・バーニング(速く燃える火薬)を使うと同じ弾のパワーでもリコイルが少ない弾を作る事が出来ます。逆にコンペセーターがあるGUNはスロー・バーニング系の火薬を使います(スチール・チャレンジ用レースガンGUNを除く)。


私が使うビタボリN320はリミテッドクラスやリミテッド10クラスで撃つシューターに多く愛用されています。今まで色々な火薬を試しましたがN320が一番良い火薬だと思います。
綺麗に燃える、リコイルが少ない。
しかしながらN320はあまりにファースト・バーニングの為ビタボリでは40SW口径でメジャーで撃つ事は勧めていないどころかデーダー表にも無いぐらいハイプレッシャーになります。しかし多くのシューターが使うのが事実です。勝つ為には多少のリスクを負うのは勝負の世界にはありがちです。(この為薬きょうの使いまわしは3回~4回でダメになります。)

私のG22はバースト社製マッチバレルが折れるまで、非常に調子良く回転していましたが、バレルが折れた為に新品バレルに変えた頃からJAMが始まり、新しく作った弾をテスト&テストで繰り返しJAMが起こらなくなるまで短くした結果あまりにケースのプレッシャーが上がり後ろの文字が書かれている一番弱い所がプレッシャーで裂けた状態です。
はじめはタダの薬きょうの不良品と思いましたが、2回あった為にあらためて弾の全長を測った所余りにも短い事が判明し、弾の長さの設定を変えました。爆発した弾の長さは1118、ファクトリーの長さは1125、今の弾の長さは1130、私自身は1120で弾を作ったつもりでしたが、何故か短く、2回爆発という結果をまねきました。この様な経験はもっとファーストバーニング火薬のクレイズでは有りましたが、ケースの状態が明らかに違い弾を短くし過ぎた結果だと思います。「0.1ミリ単位のミスがこの様な結果になる事が有ります。」
運良くG22は壊れませんでしたが、何回も同じ爆発を繰り返すとフレームやスライドが割れると思います。グロックの凄い所はスライドが割れても撃てる所です。今回の様な完全に薬きょうが割れバレルのチャンバーに引っかかる以外は大抵の故障では撃つ事が出来る極めてまれなGUNがGlockです。つい最近はトリーガに接続しているリターン・スプリングが折れましたがマッチを撃ち続ける事が出来ました。
