実銃射撃 CQB Training in Arizona

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実銃IDPAシューティングマッチ。

アメリカには実戦的なシューティングマッチが毎日どこかで行われている。
日本で毎日武道が行われている様に銃を使ったアメリカ式武道が毎日どこかで行われている。
IDPAはセルフディフェンスなどを目的に作られステージは実際にあった場面を再現している事が多い。今回はこのIDPAというシューティングマッチを紹介しよう。

IDPAは軽く改造したまたはノーマルのままのGUNが多い、クラスは複数ありSSP（グロック、SIGなどダブルアクションスタートのGUN）ESP（１９１１やSSPGUNを改造しSSPのカテゴリーで撃てなくなったGUN、私のGlockがマグエルを追加した為ESP）
CDP　45口径でマガジンに８ｒｄ以下のGUN　1911が多い。SSR（リボルバー）などが有り多くの者が自分の好きなカテゴリーに参加している。この外にバックアップGUNのカテゴリーも前には有った。

今回アリゾナで行われたIDPAマッチ・サウスマウンテンに友人達と出場してきた。全員この道のプロのインストラクターである。

我々は第７ステージ教会から撃ち始めた、このステージが一番難しいステージだった。
距離が有り15ヤード以上あり、敵がバリケードに隠れホステージを連れているステージだ。
IDPAで０（ゼロと言われる真ん中）がカバーに隠れ少ない部分しか見えない、－１を覚悟してー１に撃ち込むか、無理してでも０に撃ち込むかだ、私は０を狙う事にした。右のカバーを使い最初の3個のターゲットを右から左に撃つ（これがスライシングパイだ。）
1発目は０に当たったが2発目がバリケードに当たりバリケードの木が飛び散った、すかさず3発目をおなじターゲットに撃ち込み、2番目のホステージを抱いたターゲットを撃つ、
ホステージを撃たない様０とー１のギリギリを狙い2発ともー１に当たった。3個目はバリケード撃ったのを教訓に少し上を狙いー１に2発、

4個目のターゲットも2発目がバリケードに当たり木が飛び散ったので直ぐにリカバーの3発目を撃ち込み2発０に撃ち込んだ、
5個目のホステージを抱いたターゲットの０とー１の間を狙い2発撃ち2発とも真ん中の０に当たった、6個目のターゲットに1発０に撃ち込みここでスライドストップがかかる。
スタートが11発だからだ（IDPAはESP、SSPはスタート11発、予備マガジンには10発がルールだ、カリフォリニアなどに配慮したルール作りがなされている。）

スライドストップからのエマージェンシーリロードして今度は左バリケードから撃つ
左のターゲットから2発づつ撃ち込みリロードの前に1発しか撃っていなかったターゲットにもう一発撃ち全部のターゲットに2発づつ撃ち込んだ。左から撃ち込んだターゲットは左側から０が2発、ホステージを持ったターゲットは０に1発と少し上のー3に1発、
右側のターゲットがー１に2発で合計ポイントダウン９でタイムが19.66秒で終えた。
－１ポイントに0.5秒が加算される。

第８ステージはルームクリアリングだ、スライシングパイを使いひたすら敵を倒すステージだ、スタートポジションから廊下に見立てた通路に敵が1名コレを倒すと新しいターゲットが現れ直ぐに撃ち込む1秒無い時間でターゲットは見えなくなり撃てなくなる。
次に大きく右に体を倒し丸いスチールターゲットに撃ち込む手前にはホステージがあり丁度犯人がホステージを抱えた格好になっている（犯人にヘッドショットをぶち込む感じ）。さらに体を倒しさらに敵に2発撃ち込む
大抵ターゲットには最低2発撃ち込むのが普通だ、左をクリーンにしたら通路を前進し左バリケを使いスライシングパイで左から右に2発づつ撃ち込む。このステージで何人かがホステージを撃った様でホステージの頭に着弾があった、前進し右バリケで撃つ時に後ろの敵と同時に手前のホステージが眼に入り撃ってしまうと言う良く出来たステージだ。
私はダウン０で12.11秒で終えた、

第９ステージは椅子に座った状態から立ち上がりスライシングパイでターゲットに撃ちこむ、我々は左側のターゲットから撃つ事にした。最後のターゲットが曲者でホンノ0.5秒した撃つチャンスが無いぐらい速く出てきて隠れてしまう。合計8個のターゲットをダウン１で終えタイムは16.72秒。

第一ステージは両手で撃ち、全ての6個のターゲット1発だけ撃ちリロード（Tacticalリロード 又はリロード・リテンション）して右手だけ（利き手）1発だけ各ターゲットにぶち込む合計12発。今度はホルスターからドロウして左手に持ち替え1発づつ各ターゲットにぶち込む。私はここをダウン０で終えタイムは9.93秒と5.57秒だった。このステージで私の友人は左で撃った時にターゲットを外した。たかが5ヤードから10ヤードでもウィークハンド（利き手以外）で撃つのは大変難しいのである。

第２ステージは銀行に見立てたステージを撃った、箱にGUNとマガジンを入れ、ブザーと同時に箱を開けて左右に3個居る敵をホステージを撃たない様に撃った、最後の敵を撃つと11発なので必ずリロードをしなければならない（1911CDPは9発）友人は何時もマグポウチにスペアーマガジン付けて撃てている為、このステージで間違えてベルトからマガジンを取ろうとしている、「人間はとっさの時に何時もの行動を取りやすい、まさにこの写真がそうだ！人はプロであっても難しい事は出来ない、身に付いた行動をしてしまう。私はよく難しいテクニックや戦術は必要が無いと教えるがこんな所からきている。」この様なステージでは頭の片隅にマガジンはBOX中と心の中で言うのが良い。

第３ステージはシンプルな１１２１１のシークエンスでターンして撃つ（各ターゲットに初めに1発づつ撃ちこむ撃ち方）だったのだが・・・・・私は説明の本のページが違う見開きになっているのに気が付かずダブルタップで頭を2発づつ撃ちペナルティー3秒をもらってしまった。
良く生徒に必ず何でも確認しろと言うのはこんな所からきている、人間には必ずミスがある見開きでステージに置いてあったページをこのステージの物と勘違いした為だ。風でページがめくれたにしろ、馬鹿なミスだ。ダウン０でタイムは3.81秒＋3秒＝6.81秒。

第４ステージはキャンプファイヤー中にコヨーテに襲われたのでニーリングで撃つ、というステージだ、これをシークエンスで撃った１１２１１、どう見てもターゲットはブタさんにしか見えない（汗）私は4.93秒でダウン１で終えた。

第５ステージは変わったステージだった、この様なステージは初めて、大きな毛布をかぶり、手はポケットに入れ、両サイドにポッパーターゲットが有りGUNを抜く前にコレを手で倒してGUNを抜き3個の敵を撃つのだがスインガーが邪魔をしてタイミングが悪いと敵とホステージが重なりホステージを撃つ事になる。このステージではイヤマフが外れたりメガネが外れたり色々な事があったが我々は問題なく終えた、私は5.34秒ダウン３と各1発―１に撃ち込んでしまった。少し速く撃ちすぎだためだスインガーが戻ってくる前に各ターゲットを撃ち終えたかったからだ。

最後第６ステージは椅子に座りドローして1つのターゲットに2発撃ち後ろのポッパーも倒さなければならない難度の高いステージだ。ポッパーに当たったカキーン！を音を頼りに自分を信じ前進する左バリケイドから頭だけのターゲットに2発、体3分の１しか見えないターゲットに2発、今度は右バリケから動いている2個のターゲットをスライシングパイで2発、最後の2分の1しか見えていないターゲットに1発撃ち、スライドストップがかかる、リロードして最後の1発を撃ち終えて終了のステージだ。
私はこのステージで今回初めてのミス1発ターゲットに当たっていなかった右バリケードから撃った動くターゲットだ、1発は０だったが1発は外した（ダウン５）。タイムは16.90秒ダウン７（プラス3.5秒）で最終ステージを終えた。

結果は私がマスターで1位で勝ち、友人はマスター2位TOPローエンス・ファースメントと皆が何かしらの賞を取った。2位との差はわずか1秒だった。ギリギリ面子を保った感じだ。



IDPAマッチに出たい方はhttp://www.freewebs.com/kurozarucqb/

黒猿まで。

海上保安庁のSSTもIDPAは撃っているよ、彼らは撃つチャンスさえあれば中国の領海侵犯など簡単にボコボコに出来るのだ、しかし国がへっぴり腰で許可を出さない為に危険な2名で相手の船に飛び移るまさにアメリカで神風ミッションと呼ばれる一番危険な方法で日本を守っている。皆さん感謝しなさい。ｍ（＿＿）ｍ
有難う海上保安官さん、貴方たちは正義が何か知っている。ユーチューブ見たよ！ロイターの写真も見たよ！がんばれー！！！